S&P: DeFiプロトコルSkyの信用格付けはコンゴの債務と同等のB-のみ

BlockBeatsによると、格付け会社S&P Globalは8月8日、DeFiプロトコルSky（旧MakerDAO）に初の信用格付けを付与した。格付けはB-で、コンゴ民主共和国のソブリン格付けと同等で、高リスクの「投機的格付け」に分類された。S&Pは、Skyの現在のリスクとして、預金者の集中度の高さ、創業者のルネ・クリステンセン氏への過度の依存、DeFiを取り巻く規制の不確実性を挙げたが、2020年以降、信用損失の低さと安定した収益率も評価した。この格付けにはSKYガバナンストークンは含まれておらず、USDS、DAI、およびそれらの貯蓄デリバティブのみが対象となっている。Skyは、イーサリアムで4番目に大きなステーブルコイン発行者であり、流通額は79億ドルに上る。Skyは、今回の格付けは従来の金融システムとの整合性に向けた第一歩であり、DeFiの認知度が高まるにつれて、今後格付けが引き上げられる可能性があると回答した。アナリストは、この格付けは投資適格ではないものの、主流の格付け機関がDeFiプロトコルの信用力を真剣に評価し始めていることを示していると考えている。(DLニュース)